八潮と三雲 第1巻 (花とゆめCOMICS)

八潮と三雲 第1巻 (花とゆめCOMICS)

何を書いたらいいんでしょう・・・・・。
というくらい楽しかったです。
人間社会の隣りにあるという九生猫社会のお話。
一巻と付いているので、ぜひ、草川さんの満足するまで連載が続いて欲しいと切に願っています。
久しぶりにはまりすぎた(笑)。

雑誌の方で新連載を知り、第一話と第二話は、読んだはずなのですが、何度読んでもいい。
私をどれだけ悩殺したら気が済むんですか(笑)。
読み切りという形で雑誌に掲載され、人気があったら連載という方向。
ばっちり人気があったようで連載されて本当に満足です。
同時収録されている「彼と彼女の不冬眠」もそうなんですが、読み切り作品も非常に私のツボです。
不冬眠はいつになく(笑)糖度たっぷりでした。
比較的、ラブ度が表立って出てこない作家さんなんですが(笑)。
愛はものすごくあるんですよ?その辺りがツボにはまるかどうかが熱烈な読者になるかどうかの分かれ目かとは思いますが・・・・・。
前作「龍の花わずらい」「十二秘色のパレット」で何かしら思われたのか(笑)。比較的画面に行動が現れるようになりました!
でも、控えめというか、個人的には今くらいでいいです(笑)。
露骨な描写は他の作家さんに投げてください(笑)。
各話の予告カットと表紙のいちゃつきぶりで大変満足しております(笑)。

ということで。
まず表紙!
後ろのピンクは何?と思って裏返したら、上司が!
非常に可愛い顔してじゃれていました(笑)。そう、本性は猫なんですよね。八潮さんと三雲ちゃんの構図が関係をそのまま表しています。
そのうち向かい合う日が来るのかしらとわくわく。
そして帯!
秀逸。選ぶカットが素晴らしいです(笑)。
帯ってどなたが作っているんだろうと思うのですが、今回は絶品。
にくきゅうがまた可愛いです。
犬派なんですが(笑)猫に釣られそうです(笑)。
そして、一話の予告カット・・・・・シワとまつげ・・・・・!!!(笑)。二人のチャームポイントです。
八潮さんはよく時計を気にしているのですが、その辺りも今後ストーリーに絡んでくるのかしら?と。
アイテムとしては、帽子と時計と名簿がワンセット。
コートを着ているのは職業である取り立て屋のトレードマークなのか八潮さんテイストなのか?
上司は出ていますが、同僚がまだ出てこないので、話が進むに連れて、キャラクターも増えて行くのかなー?と期待します。
各話毎のゲストキャラも非常に魅力的でした。
つながる命。というのがテーマだと思うのですが。
知れば知るほどそばにいたい。という三雲ちゃんの頑張りも期待しています。
もういちいち表情がいいわ。セリフがいいわ。構図はいいわ。
とメロメロでデレデレデス。
背景の建物や植物も非常に好みです。
それにしても二話目にしてひざ上抱っこ。三話目にして膝枕という糖度がいつになく気合を感じさせるんですが(笑)。
「全然なびいてくれない そこもいい」
を続けていって欲しいと思います(笑)。

そしておまけ漫画!
ボスの目安箱!最高でした!微妙に表情が違っているのも素敵です。
読みきりは引っ込んでいろに噴きだしました!
八潮とにぼしも、もう、ねえ(笑)。
お店行ってにぼしが目に付いて、ニヤニヤしてしまいました。
ヒロインの心をも蝕む。にもうホントどうしたらいいのか(笑)。
読者の心はわしづかみですよ(笑)。
そしてラスト魚七八潮・・・・・・・・・・。
ええ、もうほんとにどうしていいのやら。射抜かれました。
次の発売は一年後くらいになるんじゃないかと思うのですが(ララデラだから)十分待てます(笑)。
待てなくて雑誌買うかもしれませんが(笑)。
八潮さんのかっこよさと三雲ちゃんの可愛さにぜひ会ってみてください。

そして読み切り。「彼と彼女の不冬眠」
読み切り作品なので、糖度はいつもの五割り増し。どころじゃありませんでした。
もう少し若かったらこっちかな(笑)。とか思いました。
秘密を打ち明ける色っぽさを出したかったけれど可愛さが前面に。
とのコメントがありましたが、草川作品は常に色っぽいのですが(笑)。私だけですか?(笑)

非常に満足の一冊でした。
続きが楽しみです。